会社方針

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

終戦後、富山市上滝に復員した柴田榮治と、その妻・喜代は、農業に従事しておりました。
ある日、喜代は一念発起し、自分の着物を売ってまでして何とか工面した5千円を元手に、富山市の中心部で毛糸の行商を始めました。その後、喜代の父方の従兄・富川安太郎氏（後の富山市長）の力を借りて、14区画に50人もの出店希望者がある中、富山市総曲輪のマーケットの1区画を借り受けました。そして、昭和23年10月8日、「八」の字は末広がりの縁起をかついで、間口9尺建坪6坪2階建の小さな食料品店を開業しました。
この小さな食料品店が、私どもの会社の始まりです。

創業者の喜代と榮治、そして長男の榮宏の3人が助け合いながら、早朝から深夜まで、ただひたすら真面目に一生懸命に仕事に打ち込んだ結果、業務用食品の卸売業として、今日まで事業を継続することができました。これもひとえに、たくさんのお客様のご支援と、仕入先様のご協力、そして従業員の方々の働きの賜物と、心より感謝しております。

いつの時代においても、人の生活の根源は「衣食住」にあります。そして、「食べること」は「生きること」であり、「美味しさ」は「喜び」、「嬉しさ」、「楽しさ」、「笑顔」、「幸福」、「健康」を生み出します。

お店で食事をしたとき、何ともいえぬ美味しさに、感激したことはないでしょうか？
お店の素晴らしい雰囲気に、心からくつろいだことはないのでしょうか？

「食」が生み出す魔法のような味の世界の発展に、私どもの業務が少しでもお役に立てるよう、これからも努めていく所存です。
また、創業の精神を忘れず、「食」の仕事に誇りをもって、真面目に一生懸命に仕事に打ち込んでいく覚悟です。

今後とも、皆様のご愛顧とご指導を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長　柴田 亮